Sunday, April 11, 2010
Why Obama in Disappointing Asia-Even in Indonesia
By Hannah Beech / Jakarta
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,1973182,00.html
スニーカーを履き、空中で蝶々をつかみんでいる10才のバラクオバマのブロンズ像は、すぐに観光名所となった。外国人はアメリカ大統領に敬意を表してジャカルタにある国立公園に群がっていた。アメリカ大統領は幼少時代4年間インドネシアの首都に住んでいた。地元住民も訪れるが、彼らは賞賛としてではない。「インドネシア人は大概抗議しに来た。」と公園の管理人Yunusは言う。「地元住民にとってはここに像はいらなかった。」地元オバマのファンクラブがモ像のために1万ドルを集めてから3ヶ月もたたないうちに、像はオバマのかつての学び舎の近くに2月にすぐに移された。「私はオバマに反対しているわけではない。」とProtus Tanuhandaruは述べている。彼はFacebookというHPのインドネシア人創刊者の一人で、Facebook「だが、インドネシアに何も貢献していない人物の像を国定公園に置くのは間違っている。」
自身を、アメリカ初の太平洋大統領と呼んでいるので、予定しているオバマ大統領のインドネシア訪問は、帰郷であると喜ばれることである。何百万のインドネシア人は、Barry Soetoroが、オバマのインドネシアの継父の名だと既に知っているので、彼のことを名誉市民だとみなしている。しかし、オバマ氏が記憶の道筋をたどる時でさえ(続いてオーストラリア訪問が続くが)、幼少期の像の行方からすると、オバマ氏、そしてアメリカがアジアに対して抱いている問題が浮き彫りになるのは明らかである。ジャカルタ市職員がオバマの像を移設するのに暗幕を用いたすぐ後に、アメリカの最高外交特使は、北京で、世界第3位の経済大国との危うい関係をまさに修復しようとしていた。一方、世界第2位の経済国である日本は、アメリカとのより対等な関係(従順ではない)を要求していた。というのも、昨年、半世紀ぶり2度目の政権を握った日本の民主党が、アメリカとの外交政策が密になりすぎていた旧政権を打開すると公約したことが選挙の勝利につながったからなのである。
新しいアジア
アジアでは正当性を主張するリーダーが増加しており、彼らは、アジア大陸が経済的・地勢的勢力を増していることをアメリカが認めるよう要求している。オバマ氏は、アジアとの個人的なつながりにかかわらず、アジアが思っている自己評価ほど、アジアに敬意を払っていないと、多くは感じている。タイは一般的にアメリカ派の国家である。そのタイで最も売れている英字新聞バンコクポストに掲載されている社説で
一般意見を要約したものがこれだ。「オバマ氏のアジアでのアメリカの利益を回復するための望みは、内容よりも会談をもっとこなすことだと今のところ証明している。」
アジアはアメリカにとって重要である。中国は、カナダ、メキシコに次ぐ第3位のアメリカ製品消費国である。第4位の地域は、東南アジア諸国連合(ASEAN)である。ASEANは1960年代に共産主義に対する砦として、アメリカ支援を受けて設立した10カ国からなる連盟である。中国の経済回復力(2009年度はGDPで8.7%増)は、アメリカや他の先進国が世界的金融危機による痛手の更なる悪化を防ぐ手助けとなった。こんな暗雲立ち込める年に、立派な経済成長を計上した経済国って他には主にどこがあるか?インドとインドネシアだ。アジアは、言い換えれば、世界経済を支えているのではないだろうか。そして、その努力を感謝してもらいたいものだ。
オバマは、アジアの重要性について説得しながら演説している。昨年11月、大統領として初めてアジアを訪問した際、オバマはブッシュ政権がワシントンの太平洋同盟国をないがしろにしていたという認識に取り組むことを誓った。「私は各国民にアジアの未来に関わり合いがあると知らせたい。」と東京でオバマ氏は述べた。「なぜならここで起こることが、本国のわれわれの生活に直接影響するからだ。」しかし、それからオバマ政権がアメリカ-アジア貿易の促進を途中でやめ、地域の自由貿易協定の実行をおろそかにした。「我々は、オバマのアジア訪問が、サンタクロースがやってきて、ただわずかな贈り物を贈り、それから飛び去るようなことではないと望んでいる。」とタイの福利通商大臣Alongkorn Ponlabootと言っている。彼は多くのアジア人がアメリカの保護貿易主義だと見抜くことを批判している。「なぜなら、我々がアメリカに必要としていることは、信念と誠意、つまりは偽りのない行動なのだ。」
インドネシアが重要なわけ
インドネシアは、まさにその価値がある。アメリカ人に、地震大国ではなく、地震が起こってもアメリカの利益にとって重要な国であると紹介するためにオバマの訪問は欠くことができない。17000の島からなる諸島、インドネシアは、世界最大のイスラム人口を有していることを誇りにしている。また、世界第3位の民主主義国(インド、アメリカに次ぐ)である。ただし、イスラム教が必ずしも政治的に自由を害していないとするなら。オバマがジャカルタで生活していたころにさかのぼると、ジャカルタではオバマの母は人類学者で救急隊員だったが、インドネシアは独裁者による支配がなされ、貧困に陥っていた。今日、インドネシアは裕福な経済国からなるG-20の名誉ある会員である。インドネシアの多くはまだ貧しい(貧困層は18%にのぼる)一方で、市民の生活を向上させるため、天然ガスや鉱物のような豊富な天然資源が生み出す利益を最終的に用いている。「外国人はかつてはインドネシアを自然災害地域だと思っていた。」とGita Wirjawanは言う。彼は、国家投資委員の委員長で、今年初めにアメリカを訪問し、自国で必死に利益を獲得しようとしていた。「だが、現在彼らはインドネシアが上向きの軌道に乗っている5500億ドルの経済国であることを認識している。」
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