Monday, October 19, 2009

What Women Want Now

By NANCY GIBBS
 http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,1930277_1930145_1930309,00.html













もしも貴女が、40年前の女性でにこの雑誌を読んでいたとしたら、貴女の夫がこの本を買うためのお金を出した可能性は高いだろう。貴女は夫が投票した候補者に投票しただろうし、もし貴女が乳がんを患っていた場合、乳腺切除手術の同意書にサインするようにと言われるのは貴女の夫だろう。貴女の息子が大学に進学したとしても、娘は進学しないだろう。貴女がもし働いていたとしてだが、上司は、結局のところ、貴女は小遣い稼ぎでしかないだろうと言って、貴女の給料を安くする理由を説明したかもしれない。

ものごとの変化の緩やかさは不思議なもので、我々は、すっかり変わってしまうまでは、その変化に気がつかない。年末までに、歴史上初めて、アメリカの労働者の過半数が女性になるだろうと予測されている ― その主な理由は、不況が男性をあまりに激しく攻撃したからである。これは、一世代の間に起った尋常ではない変化であり、この変化は加速しつつある:労働統計局によれは、成長の分野は、典型的な女性の職業である、たとえば、看護師や小売業や接客業である。より多くの女性たちが、家庭の主要な稼ぎ手になっていたり(およそ40%)、家計にとっての重要な収入を提供している。彼女たちの購買力はこれ以上ないほど高く、― その選択眼は、これ以上ないほど厳しい。

このような背景で、ロックフェラー基金はTIME誌と提携して、個々のアメリカ人がどのように反応するかを調べるために、性差別の問題に関する大々的な調査を行った。性差別の戦いは終わったのだろうか?もしそうだとしたら、誰がかったのだろう?男性たちは、女性の勢力を、いまどんな風に見ているのだろう?どれだけの敵意、戸惑い、あるいは感謝の気持ちがあるだろう?ファミリーライフの形を変えてしまった、そして、経済の形を変え、男女それぞれの役割を新しく作り直してしまう力に対して。そして何が、もしそれが有るとすればだが、全てがうまくいくために、誰もが必要だと賛成するものは何だろう?この調査によってわかったことは、男性も女性も、殆どの人にとって問題なのは何かについて広義で賛同しているということ;過ぎ去ってしまったのは、女性の台頭は男性の犠牲のもとにあったという考え方である。旧経済が終わりを告げ、共働きの増加に圧力をかけると、子供達に及ぶ影響への恐れや、世の中の変化を認めない制度への不満を、人々は分かち合ようになる。現在、我々が闘ってきた戦いは我々を定義付けるものである。

A Quiet Revolution
1972年春、TIME誌は、「女性解放運動」の苦しみの中での女性の地位を評価するために、特別号を発行した。アメリカ社会、がまるで、向う見ずなティーンエイジャーのようにあっという間に変わってしまっているとき、フェミニズムは失速し、行き詰まった。女性の平均収入は確かに男性と比べると安かった;その4年前と比べれば、わずかながら女性の高級官僚がいたが(2%もいないが)。アイゼンハワー政権以降、女性の閣僚はいなかった;FBIや、全国ネットのニュースキャスター、最高裁判所判事にも女性はいなかった。国内の大学は社会的反乱を起こすのに忙しかったが、ハーバードの、421人いる終身在職権付きの教授団にさえ、女性は6人しかいなかった。現代美術館で、過去40年の間に開催された1,000回の個展のうち女性によるものはたった5回だった。ヘッドハンター達は、女性を役員席に着かせるよりもむしろ、男性を月に連れて行くほうが容易いと嘆いた。「ムーブメントなどない」と、全米女性機構が設立された2年後に、その指導者的な役職を退いた活動家は不満を漏らした。「ムーブメントというのは「何かに向かっていく」ものだけど、この活動は何処にも向かっていっていない。未だかつて何も成し遂げられていない。」

それは気難しい誇張表現だった; 目に見えるものよりもむしろ多くの変化が感じられた、希望や期待の変化は、家父長制度の基盤を壊していた。「実際の力に関していえば、(経済的にとか政治的に)我々はまだ始めたばかりなのだ」グロリア・シュテイネンは認めた。「けれど、自覚とか気づき、それは決して同じものにはならないのだ。」

だから、我々が冷戦を終わらせ、多分か社会を構築し、そして史上もっとも長い好景気を謳歌するのに忙しくしていた間にいったい何が起こっていたのかを見る為に立ち止まることは価値がある。スローモーションのようにぎこちない家庭生活を過ごしていると、単にうまくやっていくこと、記念日をチェックし、台所のドアで子供達の身長を測り、そして、ムーブメントを見逃すことは簡単だ。1972年に高校でスポーツに参加していた女子は、たったの7%しかいなかった;現在、その人数は7倍まで上がった。女性の中退者は半減した。大学キャンパスには、かつて60対40の割合で男性が多かったが、現在その割合は逆転している、そして、法律と医学の学位を取得する学生の半数近くは女性であり、10%にも満たなかった1970年より増加している。アイビーリーグの学長の半数は女性であり、全国ネット3局のうち、2曲のアンカーマンが間もなく女性になる予定だ、ここ最近の4人の国務大臣のうち3人は女性だった。145を超える機関が、世界中の女性に権力を与えるために作られている、貧困と病気に対抗する最強の武器であるという信念の元に作られたのだ、1972年にそういった大きな機関は1つしかなかった(the Ms. Foundationというものだった)。初めて、同じ年に、5人の女性がノーベル賞を受賞した(医学、化学、経済、文学の分野で)。そして、選挙年を過ごしたばかりだ、候補者たちである、ヒラリー・クリントン、サラ・ペリン、ティナ・フェイそしてケイティ・コーリックは脇役ではなくて、主役だった。それに、アメリカ合衆国大統領は、母子家庭で育ち、自分よりも地位も収入も上の弁護士と結婚している。

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